父である神が、イエスをわたしたちの主とし、復活させられたことを、
ありがたく、とても感謝しています。このことを一緒に喜びたいとおもいます。
主は復活して、今もわたしたちと共に生きておられる。アレルヤ!
使徒パウロの初期の手紙(福音書よりも旧い)に次のような言葉があります。
「兄弟の皆さん、すでに眠りについた人たちについては、
希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために、
ぜひ次のことを知っておいてほしい。
イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。
神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、
イエスと一緒に導き出してくださいます。
・・・
主は、わたしたちのために死なれましたが、
それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、
主と共に生きるようになるためです。
ですから、あなたがたは、現にそうしているように、
励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。」
(テサロニケの信徒への手紙一 4章 13-14節、5章 10-11節)
この言葉は火葬場で最後のお別れの時に読まれます。
今年もまた、これから聖霊降臨祭(5月19日)までの50日間、主の復活を祝い続けます。
実際、わたしたちは毎週日曜日を「主日」として主の復活を祝っているのです。
これは「小復活祭」と呼ばれています。
その後も、父と子と聖霊の「三位一体の主日」、「キリストの聖体」の主日が続きます。
このようにして、一年の典礼の暦を通して、神の救いのみわざを記念していくのです。
「イエスは復活して、わたしたちと共に生きておられる」という励ましのメッセージ。
それを伝えた最初の人たちがいます。それは、マグダラのマリアをはじめとするイエスの弟子たちです。
かれらがまず主の復活を体験し、それを伝えました。
そして、それを伝えられた人たちが受けとり、信じて、それをまた、人々に伝えました。
だから、今、わたしたちもまた、主が復活して今も共に生きておられる、ということを信じています。
受け入れて、信じ、伝えていくのです。
伝えられたわたしたちは、これから、このうれしいメッセージを
日々の生活を生きながら、まわりの人々に伝えていきます。
2024. 3. 31 主任司祭 ミカエル 山元 眞