季節の祈り


世界青年の日(11/21)

世界青年の日は、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世の呼びかけで

1985年に始まりました。

毎年この日に、教皇から若者に宛てたメッセージが発表されるほか、

2〜3年に一度、「ワールドユースデー」という世界大会が夏期に開催され、

教皇の呼びかけにこたえて数十万人の若者が集まります。

次の世界大会は2023年8月にリスボンで開催されることが決まっています。

 

これまで、世界青年の日は受難の主日(枝の主日)に祝われてきましたが、

今年から「王であるキリスト」の日に移動されました。

  

この記念日の中心が、

人類のあがない主イエス・キリストの神秘であることに変わりはありません。

親愛なる若者の皆さん、

「キリストは生きておられる」「キリストは治められる」「キリストは主である」と

あなたの人生をもって叫んでください。

(フランシスコ教皇メッセージより)

 

以下に、フランシスコ教皇による「2021年世界青年の日メッセージ」の一部と、

「聖母マリアへの祈り」を紹介します。

 

 

2021年世界青年の日メッセージ(抜粋)

 

「起き上がれ。わたしはあなたを、

あなたが見てきたことの証人にする」

(使徒言行録 26・16「パウロ、自分の回心を語る」より)

 

〔パンデミックによって〕世界中で人々が、多くの愛する人を失い、

社会的に孤立したことによる苦しみに直面しなければなりませんでした。

本来、外に向かって行こうとする若者の皆さんも、

公衆衛生上の非常事態で、学校や大学、職場で

集まれなくなってしまいました。

 

この試練は、わたしたちのもろさを見せつけはしましたが、

連帯への志向といった美点も明らかにしました。

世界各地で、多くの若者を含む大勢の人がいのちのために闘い、

希望の種を蒔き、自由と正義を守り、

平和の紡ぎ手、橋を築く人となっているのを目の当たりにしました。

 

若者が倒れるということは、ある意味、人類が倒れるということです。

しかし、一人の若者が立ち上がれば、

世界全体が立ち上がるようなものであるのも事実です。

親愛なる若者の皆さん。

皆さんの手には、なんと大きな可能性があることか。

皆さんの心には、なんという強さがあることか。

 

 

今日、キリストのパウロに対する招きは、

めいめいに、若者の皆さん一人ひとりに向けられています。

起きなさい――。

自分をあわれんで、地面に倒れている場合ではありません。

あなたを待っている使命があるのです。

あなたも、イエスがあなたの中でなし遂げようとし始めておられるわざをあかしできます。

だからこそわたしは、キリストの名においてあなたに伝えます。

 

— 起き上がって証言してください。

目の見えなかった者が光と出会った体験を、自分の中に、他者の中に、

そしてあらゆる孤独に打ち勝つ教会の交わりの中に、神の善と美を見た体験を。

 

— 起き上がって証言してください。

人との関係に、家庭生活の中に、親子の会話や若者と老人との対話の中に、

築かれうる愛と尊敬を。

 

— 起き上がって守ってください。

社会正義、真理と公正、人権、迫害されている人、貧しい人と弱い立場の人、

社会にあって声を出せずにいる人、移住者たちを。

 

— 起き上がって証言してください。

驚きに満ちた目で被造界を見られるようになり、

地球をわたしたちの共通の家と理解させ、

総合的な(インテグラル)エコロジーを守る勇気を与えてくれる、新たなまなざしを。

 

— 起き上がって証言してください。

失敗した人生も立て直せるということを、

霊的に死んでしまった人も再び立ち上がれるということを、

奴隷にされた人々も再び自由を得られることを、

悲しみに押しつぶされた心が再び希望を見いだせるということを。

 

— 起き上がって証言してください。

キリストが生きておられることを喜びをもって。

キリストの愛と救いのメッセージを、あなたと同世代の仲間たちに、

学校、大学、職場、デジタル世界といった、あらゆる場で伝えてください。

 

「2021年世界青年の日メッセージ」全文はこちら 

 

福音宣教の星、聖母マリアへの祈り(抜粋)

 

母なるおとめマリアよ

〔・・・〕

わたしたちに今、復活した者としての新しい熱意を与えてください。

死に打ち勝ついのちの福音を

すべての人にもたらすために。

わたしたちに新たな道を探す真の勇気を与えてください。

消えることのない美の恵みを

すべての人に届けるために。

  

新しい福音宣教の星よ、

あかしをもって輝くことができるよう助けてください。

交わり、奉仕、熱く惜しみない信仰、

正義、貧しい者への愛、そのあかしで。

福音の喜びを

地の果てにまで届けるために。

そしてだれも、その光の届かない隅にいることのないように。

 

いのちをもたらす福音の母よ、

小さき者の喜びの泉よ、

わたしたちのために祈ってください。

アーメン、アレルヤ。

 

(教皇フランシスコ『福音の喜び』より)