季節の祈り


2025年聖年の祈り(2024.12.24〜2025.12.28)

カトリック教会は25年に一度「聖年」を設け、平和と免償を祈ります。 

2025年聖年のテーマは「希望の巡礼者」です。

教皇フランシスコが「希望は欺かない」というメッセージを発表しています。

以下、メッセージの抜粋と聖年の祈りを紹介します。

 

わたしは、聖年を過ごすためにローマを訪れる人たちと、

使徒ペトロとパウロの町に行くことはかなわずとも

部分教会において聖年を祝う人たち、

そうしたすべての希望の巡礼者のことを思います。

すべての人にとって聖年が、救いの「門」である主イエスとの、

生き生きとした個人的な出会いの時となりますように。

教会は、主イエスを「わたしたちの希望」として、

いつでも、どこでも、すべての人にのべ伝える使命をもっています。

 

聖年が、すべての人にとって、希望を取り戻す機会となりますように。

 

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間違いなく、キリスト者の希望は、裏切ることも欺くこともありません。

なぜならそれは、何事も何者も神の愛からわたしたちを引き離すことはできない

という確信に根ざすものだからです。

 

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今より、希望に引き寄せられていきましょう。

希望が、わたしたちを通して、それを望む人たちに浸透していきますように。

わたしたちの生き方が、彼らに

「主を待ち望め、雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め」(詩編27・14)

と語りかけるものとなりますように。 

(教皇フランシスコ 2025年通常聖年公布の大勅書「希望は欺かない」より)

https://www.cbcj.catholic.jp/2024/07/24/30297/

聖年の祈り

天の父よ、

あなたは、わたしたちの兄弟、御子イエスにおいて信仰を与え、

聖霊によってわたしたちの心に

愛の炎を燃え上がらせてくださいました。

この信仰と愛によって、

神の国の訪れを待ち望む、祝福に満ちた希望が、

わたしたちのうちに呼び覚まされますように。

あなたの恵みによって、わたしたちが、

福音の種をたゆまず育てる者へと変えられますように。

この種によって、新しい天と新しい地への確かな期待をもって、

人類とすべてのものが豊かに成長していきますように。

そのとき、悪の力は打ち払われ、

あなたの栄光が永遠に光り輝きます。

 

聖年の恵みによって、

希望の巡礼者であるわたしたちのうちに、

天の宝へのあこがれが呼び覚まされ、

あがない主の喜びと平和が全世界に行き渡りますように。

永遠にほめたたえられる神であるあなたに、

栄光と賛美が世々とこしえにありますように。

アーメン。