季節の祈り


すべてのいのちを守るための月間(9/1〜10/4)

教皇フランシスコは近年、

回勅『ラウダート・シ 〜ともに暮らす家を大切に〜』を

公布されるとともに、

9月1日を「被造物を大切にする世界祈願日」に、

9月1日から10月4日(アシジの聖フランシスコの記念日)までを

「被造物の時節(Season of Creation)」と定められました。

 

日本の教会では、9月の第一日曜日を祈願日とし、

「被造物の時節」を「すべてのいのちを守るための月間」と呼んでいます。

 

『ラウダート・シ』の中で教皇は以下のように語りかけます。

 

わたしたち皆がともに暮らす家は、

わたしたちの生を分かち合う姉妹のような存在であり、

わたしたちをその懐に抱こうと腕を広げる

美しい母のような存在(です)

 

この姉妹は、神から賜ったよきものをわたしたち人間が

無責任に使用したり濫用したりすることによって生じた傷のゆえに、

今、わたしたちに叫び声を上げています。

 

こうして、重荷を負わされ荒廃させられた地球は、

見捨てられ虐げられたもっとも貧しい人々に連なっており、

「産みの苦しみを味わって」(ローマ8・22)いるのです。

 

今月は、フランシスコ教皇による「わたしたちの地球のための祈り」と

日本カトリック司教協議会による

「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」を紹介します。

 

わたしたちの地球のための祈り

 

全能の神よ、

あなたは、宇宙全体の中に、

そしてあなたの被造物のうちで

もっとも小さいものの中におられます。

あなたは、存在するすべてのものを

ご自分の優しさで包んでくださいます。

 

いのちと美とを守れるよう

あなたの愛の力をわたしたちに注いでください。

だれも傷つけることなく、兄弟姉妹として生きるために、

わたしたちを平和で満たしてください。

 

おお、貧しい人々の神よ、

あなたの目にはかけがえのない

この地球上で見捨てられ、忘れ去られた人々を救い出すため、

わたしたちを助けてください。

 

世界を貪るのではなく、守るために

汚染や破壊ではなく、美の種を蒔くために

わたしたちのいのちをいやしてください。

貧しい人々と地球とを犠牲にし利益だけを求める人々の

心に触れてください。

 

それぞれのものの価値を見いだすこと、

驚きの心で観想すること、

あなたの無限の光に向かう旅路にあって

すべての被造物と深く結ばれていると認めることを、

わたしたちに教えてください。

 

日々ともにいてくださることを、あなたに感謝します。

正義と愛と平和のために力を尽くすわたしたちを、

どうか、勇気づけてください。

(教皇フランシスコ『ラウダート・シ』より)

 

すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り

 

宇宙万物の造り主である神よ、

あなたはお造りになったすべてのものを

ご自分の優しさで包んでくださいます。

 

わたしたちが傷つけてしまった地球と、

この世界で見捨てられ、忘れ去られた人々の叫びに

気づくことができるよう、

一人ひとりの心を照らしてください。

 

無関心を遠ざけ、

貧しい人や弱い人を支え、

ともに暮らす家である地球を大切にできるよう、

わたしたちの役割を示してください。

 

すべてのいのちを守るため、

よりよい未来をひらくために、

聖霊の力と光でわたしたちをとらえ、

あなたの愛の道具として遣わしてください。

 

すべての被造物とともに

あなたを賛美することができますように。

 

わたしたちの主イエス・キリストによって。

アーメン。

(2020年5月8日 日本カトリック司教協議会認可)

 

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